みなさまこんにちは。若命です。
について真剣に考えてみたいと思います。
ミレービスケットとは
高知のソウルフードと言われるほど、食べた事がない人は居ないと言われるビスケットで、
近頃では全国区になりつつあります。
「まじめなおかし」の存在感。
予測検索ワードを出るくらい、その意味が気になる人が多いのでしょう。
しかし、この正確な意味をネットでも答えを見つけることができません。
であれば、自分で調べるしかない。
1.ミレービスケットの歴史
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ミレーは、もともと明治製菓が作っていました。その後、名古屋の三ツ矢製菓が生地生産を引き継ぎました。
その生地がミレー製造会社に届けられ、ミレービスケットに加工されています。
そのなかで、野村のミレーは豆を揚げた油をブレンドして揚げているからおいしさが違うのだと思います。
野村煎豆加工店「野村のミレーhttps://nomura-net.co.jp/millet/)」より
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・明治製菓の商品だった「ミレー」。野村煎豆加工店は加工業者のひとつだった。
・様々な経緯で明治から受け継ぎ現在に至る。
2.製造元・野村煎豆加工店
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大正12年、豆類の加工販売店を行う野村商店として創業。当時は豆菓子や甘納豆を製造していました。
野村のミレービスケットは昭和30年ごろから作り始めました。豆を揚げた油をブレンドしているから、独特の香ばしさがあります。
少ししょっぱくて素朴な味で、高知県では子供から大人まで皆様に愛されました。
野村煎豆加工店「野村のミレーhttps://nomura-net.co.jp/millet/)」より
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・元は豆菓子を扱うお店だった。
・戦後多くの洋菓子が広がり、製造をする事になったのかもしれません。
その野村煎豆加工店が毎朝昌和している八大目標がこちら。
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・全員が健康であること
・全員が活気志気に満ちていること
・全員が高い叡知の持ち主であること
・全員が改善意識を持つこと
・全員が人間的魅力に富み対人関係に優れていること
・全員が最小限自己の守備範囲は完全であること
・全員が目標達成に努力と協力を惜しまないこと
・全員が企業の社会性を考えること
野村煎豆加工店「会社概要(https://nomura-net.co.jp/company/)」より
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「まじめなおかし」の原点はこういった会社だったからこそなのでしょう。
疑問:なぜこんなにも大きく「まじめなおかし」と書いたのか??
3.当時の世の中を調べてみる。
ミレービスケットの製造、販売を開始した昭和30〜40年代の時代背景について調べます。
教育環境
文部科学省「生徒指導略年表(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121504.htm)」を見ると教育における「社会の状況」という欄があります。
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昭和30年「少年自殺の増加」
昭和34年「カミナリ族」
昭和39年「少年非行の第二ピーク」
昭和41年「家出少年の増加」
昭和44年「学生紛争」
昭和45年「少年非行の低年齢化」
昭和46年「少年補導増加」
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高度経済成長で世の中の環境が急速に変化し、今まで無かったような子供、若者の教育問題も様々に起きた時代であったことが窺えます。
消費者問題
消費者庁「消費者問題の歴史(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/teaching_material/history/)」
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昭和30年「森永ヒ素ミルク中毒事件」
昭和31年「水俣病発生」
昭和35年「ニセ牛缶事件」
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こちらも、高度経済成長期の企業活動から起きた様々な当時の人々からすると「新しい問題」が出てきた時代と言えます。
消費者団体の活動や消費者保護の法律が広がったのもこの時代です。
4.「まじめなおかし」に込められた想いを巡らせる。
企業活動、社会、消費、子供達、世の中が激しく変わった時代。
・お菓子を作り、販売する企業として
・それを美味しく食べて欲しい子供たちへの想いとして
歴史ある豆菓子屋の職人たちが掲げる八大目標を胸に、ミレービスケットに込めた言葉。
それが「まじめなおかし」だったのかもしれない。と感じました。
そしてその想いを脈々と受け継ぎ、お客さまのため真摯に商品を磨き上げ続け、今この時代に広がりを見せるミレービスケット。
ミレーちゃんと共に「まじめなおかし」を追求し続けて欲しいと思います。
(追伸)
商品を撮影したら、ミレーちゃんの頭のビスケットにiPhoneが反応しました。
※注意:本記事はあくまでも筆者が調査した上での解釈であり、野村煎豆加工店様の見解とは異なる場合があります。
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